論述試験に昨年まで続いて出ている、テイステングしたワインについて書く問題
昨年の試験勉強時につかったメモです
(私が受験した2019年のテイスティングワインの正解はアリゴテでしたが、リースリングと回答しましたのでリースリングについて記述しました)
ぶどう品種:甲州(8-10℃で提供)
淡い色調、粘性軽い / ぼやぼやした酸、ほどほどの渋み / 華やかな香りが無い
柑橘系の爽やかな香りからほのかな吟醸香、シンプルで複雑さが無い
穏やかな酸味、余韻の程よい渋み(無い可能性も)、やや単調でふくらみに欠ける
酸が少ないとややゆるい、ニュートラルで主張しない
ぶどう自体は紫がかったピンクの厚い果皮、グリ系ぶどう、樹勢が強く病気にも強い
糖度が上がり辛くニュートラルな酒質になる
半甘口〜辛口、外観の色付きが少なく透明又はグリのようにピンクやグレーがかる
白桃、ハーブ、柚子、梨、みりんなど和の柑橘香と日本酒のような吟醸香
味わいは軽く穏やか、余韻にかすかな苦味を残す
厚みを出すためシュールリーや樽熟されやすい
赤いニュアンスを感じる事も、色素が外観に現れる可能性
栽培地域は山梨県の甲府盆地がメイン、山形県、大阪府、西日本、ドイツのラインガウでも栽培されている
繊細な味わいの為和食に合わせる、柔らかい味わいなので仲良くできるやわらかいメニュー、お出汁や和柑橘のニュアンスに合うもの、和食、刺身、おでん
甲州のオレンジワインになるとパワフルなので、渋みの強い山菜や肉料理に
ぶどう品種:ミュスカデ(6-8℃で提供)
薄い、サラサラ、香りも薄い / 圧倒的に弱い粘性 / 個性・ボリュームない
レモンとハーブのニュアンス / スッキリ薄く硬い / 塩っぽいミネラル、短い余韻
緑色が出やすい、酸度が高いので輝きが強くなりやすい
多品種に比べて個性が少ないため、シュールリーすることでミュスカデらしさを出す
メインの生産地はロワールのナント地区、ミュスカデ・ド・セーヴル・エ・メーヌでは約半分がシュールリーされる
AOCは4つ
ミュスカデ / ミュスカデ・ド・セーヴル・エ・メーヌ / ミュスカデ・コトー・ド・ラ・ロワール / ミュスカデ・コート・ド・グランリュー
優しい味わいと強い酸(フレッシュ、フルーティー、爽やかで酸味のある)は、酸と魚や塩分をあわせたシンプルな料理と相性がよい
カルパッチョ、寿司、魚の塩焼き、焼き牡蠣のレモンがけ(冷涼地のシャルドネにあわせるのと近い)
ぶどう品種:シャルドネ(8℃前後で提供)
品種に特徴がない=テロワールや生産者の意図を反映させる(試験対策は難しい)
バランスが良い / 樽香がしたらシャルドネ選択に丸投げが得策
色での判断は不可、アメリカの方が濃くなる可能性
ぶどう由来の第1アロマがあまりしない、バランス良く感じ取れる、マロラクティック発酵確率高い(まるみを感じる)
温暖地区だと黄色い果実のふくよかさ主体に、バニラやトーストの樽ニュアンス
コート・ド・ボーヌ(マコン)が本家本元シャルドネ
石灰質土壌好き / 発芽がはやい、収穫まで長い / 果皮が薄い
2000年以降は辛口仕上げがメインに
冷涼地域では白桃・洋梨、温暖地域では黄桃・トロピカルフルーツの香り
新陳代謝により酸味が減少する特徴がある
温暖地域は木樽との馴染みが良い、酸味乏しく凡庸なワインに
新樽熟成からくるバニリンとシャルドネ固有の第一アロマが高級ワインに良く見られる
これが熟成のピークを迎えると、モカ、カフェ・オ・レの様な香りに
ブルゴーニュ(シャブリ、ピュイイフィッセ)
西オーストラリアマーガレットリヴァー
テストの価格的にグリーンがかった淡い色調のワインがでる可能性が高い
若いくフレッシュで、洋ナシや白桃のアロマ
ミネラル香として石灰、火打ち石の可能性
アタックからフィニッシュまで中頃〜控えめ、酸味がさわやかでかわいらしい
小ぶりのグラス
ミネラリーなら生牡蠣にあわせて、フルーティならシンプルで旨みもある鶏肉料理(チキンソテー)
あっさりとした口当たり、酸味を合わせてカルパッチョなど