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ワインのメモなど

ピスコセミナー トレス・ヘネラシオネスのピスコと試飲

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試飲はica(イカ州)のTres Generaciones(トレス・ヘネラシオネス)蒸留所のピスコ5種類

 

ピスコ・ケブランタ (一番右、ピンクのラベル)

ピスコのメイン葡萄、ケブランタ種100%、アルコール度数44%
カクテルに使いやすいピスコ。ノンアロマティック品種の単一葡萄で造られたピスコはプーロ (Puro)と呼ぶ
にがりやミネラルのような香りとボディの重み、オイリーな果実やナッツのアロマ、好み

 

ピスコ・アチョラド (右から2番目、赤色のラベル)

ケブランタ種、アルビジャ種、トロンテル種のブレンド。アルコール度数42%
アチョラド (Acholado)は数種の葡萄品種ブレンドしたタイプを指す。ブレンドのタイミングは葡萄/ジュース/発酵後/蒸留後、いつでも可能
ホクホクとしたさつまいもの様な甘い香り、果実感も

 

ピスコ・イタリア (中央、水色のラベル)

洗練されエレガントなアロマになるイタリア種、アルコール度数42%
アロマティック品種の単一葡萄で造られたピスコはアロマティコ (Aromatico)と呼ぶ
深くキレイで艶やかな香り、レモンやライム、ゴールデンレーズンのアロマ
各地のセミナーではイタリアの人気度が高い、とのこと

 

ピスコ・モストヴェルデ・ケブランタ (左から2番目、下部の文字がグレー)

モスト(葡萄果汁)の発酵途中で蒸留を行い、葡萄の糖分を残したまま製造する方法をモストヴェルデ(Mosto verde)と呼ぶ。発酵途中で蒸留へ回すと、まだアルコール度数が低い状態のため、通常より多くのモストが必要になる
でも発酵日数が3日くらいで済むので早く造れる、品良く優しい味わいになる
ケブランタ種、アルコール度数41%。
ケブランタのプーロよりも洗練されて、ほんのり辛口日本酒のような香りに
なめらか、モストヴェルデをしても重量どっしりは健在

 

ピスコ・モストヴェルデ・トロンテル (一番左、下部の文字がオレンジ)

モストヴェルデで造ったトロンテル種。アルコール度数41%
マスカットのきれいな香り、5つの中で葡萄感が1番強かった
甘やかさとボリュームが華やかなピスコ、これも好き

 

樽熟成のないピスコ、葡萄品種によって大きく変化する風味がとても魅力的でした

 

講師の石井さん Bar SuperNova HPとブログ

トレス・ヘネラシオネスのピスコを日本で販売しているリカーランドキムラさん

セミナーを企画されたIrish Pub GlassHopperさんとbar rantanさん

2018年発足 日本ピスコ協会