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ワインのメモなど

Ottomani - Chianti Superiore 2018

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ホグホグした暖かみ、濃縮プルーン、こしあんの酸

馬小屋寄りのジビエ(丁寧で良い香り)、円柱の感じ

ピュアで明るい酸味、オレンジやプラムの果実感

重心高めのタンニンがしっかり効いてて明るさを締める

ビターがフラットに続く、辛口美味いね

 

Ottomani - Chianti Superiore 2018

オットマーニ - キャンティ・スペリオーレ

赤ワイン 2018年 DOCG

ぶどう品種 Sangiovese (サンジョヴェーゼ)90%、Canaiolo(カナイオーロ)10%

Italy > Toscana > Greve in Chianti

インポーター 葡萄酒蔵ゆはら

土壌:粘土とガレストロが混ざった石灰岩(ライムストーン)

発酵はセメントタンクにて。培養酵母などは使用せず完全に熟した葡萄のみをフェノール類を抽出させるために30日以上かけて行います。熟成はフレンチオークの樽で14か月以上。ろ過などは行わず瓶詰。

 

 

トスカーナ州フィレンツェ県、インプルネータ。 ローマが建設される以前にイタリア中部で繁栄したエトルリアに遡る歴史と文化を持つ町。それを反映する典型とも言える“コット・ディ・インプルネータ(Cotto di Impruneta)”と呼ばれるテラコッタルネサンス期の建築家、ブルネレスキがフィレンツェのサンタ・マリア・デルフィオーレ大聖堂の円蓋に使用したことでも有名です。

このインプルネータで生まれ育った友人4人で立ち上げられたワイナリーがオットマーニです。

エンリコ・ジョヴァンニーニ、コジモ・ペコリーニ、レオナルド・ボネッリそして アンドレア・マラボルティの4人は、大学で醸造学を学びながら、同時に疑問を持ち始めます。 ブドウ栽培とワイン醸造が盛んな地元で代々受け継がれてきた在来品種を横目に、インターナショナルな品種が隆盛を極めていた時代。 両親は農業から離れていましたが、祖父の世代はぶどう栽培に携わっており、受継いだバックボーンを尊重し、時代の流れに沿わずに在来品種ありきのワイン造りをする事を決意します。 とは言っても、経済的に余裕がある訳ではない4人の若者は実践を重視。 大学の在学中や卒業後に海外を含めいろいろなワイナリーで働き、経験値を高めていきました。

2005年にエンリコのガレージを醸造所にして試験的に自分たちのワインづくりをスタート、 そして2007年には、ついにオットマーニとしていよいよ本格的なワイナリーとなります。 オットマーニとはイタリア語で「8本の手」という意味。彼ら4人が力を合わせて ワイン造りをしていく、それぞれの2本の手を合わせてこそ8本の手=オットマーニになるという友情がこもった素敵な名前ではないでしょうか。

彼らのぶどう畑は生まれ故郷のインプルネータ及び隣接する町、グレーヴェ・イン・キアンティにあり総面積は15ha。また、オリーブ畑も15haあり、在来品種を合成化学農薬や化学肥料を使用することなく、サステブルに「8本の手」で栽培しています。

2014年からは友人であるテラコッタ職人であるマッシモの作ったコット・ディ・インプルネータ製アンフォラでの醸造も開始。葡萄と同じ土地から造られたアンフォラ、そしてそれは彼ら4人の故郷であります。アイデンティのぎゅっと詰まったキュヴェは2016年からリリースされています。 4人と8本の手はこれからも新しい挑戦を続けていきます。

 

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