yumyumwine

ワインのメモなど

Lucie Colombain - Chardonnay 2018

f:id:yumyumwinejp:20210502165324j:image
シュレールの美しい揮発香

こんぶ、ネーブル、カシス、いちじくのニュアンス

ピリリと光って伸びやかな酸味、足腰強く密度が高い

鼻から抜ける穀類、ほんのり甘味のように感じる果汁感

弾けるミネラル、ハッピーなクリスピー

 

vinaiota.com

Lucie Colombain - Chardonnay 2018

ルーシー・コロンバン - シャルドネ

白ワイン 2018年

ぶどう品種 Chardonnay(シャルドネ)

France > Alsace

インポーター ヴィナイオータ

ルーシー コロンバンは、ジェラール・シュレール・エ・フィスのブルーノの幼馴染でもあるエリック・コロンバンの叔母さんの名前で、ルーシーは1980年代まで彼女の名前を冠したワイナリーを経営していました。コロンバン家の誰も継ぐ意思がなかったということもあり、ワイナリーは廃業、彼らが所有する畑は貸しに出されていたのですが、2017年の契約が切れるタイミングでブルーノが手を挙げます。それもそのはず、コロンバン家が所有する畑の中には、プェルシックベルグのゲヴュルツトラミネール、アイヒベルグピノグリ、シャン・デ・ゾワゾーのリースリング、など、ブルーノ的には垂涎の的なものがあり…。恐らくですが、近所からのやっかみには既に事欠かなかったブルーノ(笑)、そんな良い条件の畑を独り占めして更にやっかまれるのも嫌だったという事情と、コロンバン家に対する敬意を融合させるべく、エリックとエリックの兄弟と一緒に、ルーシー・コロンバンという名の会社を立ち上げます。そしてエリックは、ルーシー・コロンバンの役員であるのと同時に、ジェラール・シュレールの従業員となり、シュレール家とコロンバン家の畑での作業に従事、カガミケンジローが抜けた穴をなかなか埋められずにいたブルーノ的にも大助かりで、彼自身セラーでの仕事に集中できるように…。

もともとはクレマンを造るために栽培されていたシャルドネを使用し、スティルワインを。ブルーノ曰く、シャルドネという品種を初めて醸造したとの事。味わいは極めてドライで、キレッキレな揮発酸にヴァンジョーヌを思わせる香りが漂う、今回入荷した中で最もファンキーなワイン。抜栓4-5日後くらいから、品種由来の個性が見えてくる気が…。調和が取れるまでに一番時間がかかるワインかと…。(インポーター資料より)