パリリとミネラルたっぷり、スウィーティーや花の蜜、明るいペトロール
ほんのりエステル、緻密で艶を感じる
ジュワリとクリスピー、よく伸びる酸味
艶があり、苦味・ミネラルがじんわり口に残る
ビオディナミ農法
ダイデスハイムの畑は雑色砂岩土壌から成り、冷涼な区画。そのためワインにはほんのりと柑橘類のアロマ、フレッシュなニュアンス、濡れた砂のような香りが生じる。ブドウは手で収穫後、全房プレス。ステンレスタンクで自然発酵後、10ヶ月に渡りシュールリー。SO2は醸造過程で最後の段階で極少量添加。SO2を添加するタイミングを遅らせれば遅らせるほどテロワールがワインに反映されやすくなる。
ルッパーツベルグ村とダイデスハイム村から生まれるリースリング。彼らが如何に畑とその土壌を大切にし、生系の維持に力を入れているかという話を聞きながら、最初の一口も利く。まだ曇っている。数分が経過し、ワインはゆっくり起き上がるように一つの方向を目指し形を変えていく。「今ドイツ国内でも自然派生産者が多く出てきていて、SO2を使わずにワイン造りをする人も増えている。たしかに僕らもあまり使用しないけど、「SO2フリー」ということに拘らない。それよりも、僕らが代々受け継いできたこの土地を守り、さらにその味わいを瓶に詰めたいと思っている。ルッパーツベルグとダイデスハイム、その他のいわゆるプルミエやグランクリュと呼ばれるような区画の味わいは驚くほど違って多様だ。世界中にブルゴーニュのミクロクリマに詳しい人たちはいっぱいいるけど、ここも同じくらい面白いんだ。」数多くの生産者の中から、まだ20代のこの兄弟に会えたことが嬉しく、ほっとした。自分がワインに求める透明感だった。日本に素敵なワインを紹介できる幸運を喜び、握手をして彼に自分の気持ちを伝えた。
Scheuermann - Riesling Deidesheim 2019
ショイアマン - リースリング・ダイデスハイム
白ワイン 2019年
ぶどう品種 Riesling (リースリング)
Germany > Pfalz > Niederkirchen(ニーダーキルヒェン)
インポーター クライン・アバ・ワイン